包装容器の減量と分別

食品の包装容器はデザインに凝ったものにするほど訴求力が高まります。しかし装飾が過ぎると嵩張るため、消費者も扱いに困るでしょうし、ゴミの量も増やしてしまいます。ですから出来る限り嵩張らないようなデザインを試みる必要があります。

また、これらのゴミが分別されることなく捨てられると環境破壊につながるため、容器にその素材を明示することも求められます。包装材メーカーは、包装の「減量」と「分別」を推し進めるために、日々知恵を絞っているのです。
具体的に見ることにしましょう。昭和期は積極的に減量に取り組んでいたとは言えず、平成に入って重い腰を上げたと言えるでしょう。90年代には東京パックという会議が開催され、国際的な包装展覧会が催されましたが、その会場でも環境を重視したテーマが掲げられました。東京パックは日本包装技術協会が主催したもので、世界包装機構が公認する重要なイベントでした。このイベントが呼び水となり、新しい包装容器の開発には、必ず環境に配慮した設計が付いて回るようになりました。例えば、お茶の入った筒と言えば金属缶をイメージする方も多いのですが、金属に見える仕様の古紙を用いた容器が開発され、実用化しました。また、段ボールのみで飲料を仕切ることのできる一体型トレーも生み出され、流通に大きな変革をもたらしました。即席スープの類も紙製容器が導入され、以前に比べて廃棄が簡単になりました。
包装容器の処理方法としては、単純廃棄される場合と、リユースされる場合、それにリサイクルされる場合とがあります。特に最近はリサイクルへの関心が高まっており、包装容器のメーカーもリサイクルを前提とした設計を心掛けています。

包装材、梱包材のリサイクルで地球を守ろう!