鮮度保持包装技術

青果物の流通・販売には、現在、個包装が採用されるのが一般的となっています。個包装には、ポリエチレンやポリプロピレンのフィルム袋、ポリスチレントレイとラップフィルムの組合せ、有孔ポリエチレン袋、ネット包装などを使用するのが一般的となっています。また、輸送包装には段ボール箱が使用され、産地で予冷を行って消費地へ送る方式が多く採用されており、鮮度管理が行われています。しかし、1日でも長く鮮度が保持されれば、それだけ流通段階での余裕ができ、在庫管理も容易となります。また、生産時期と消費時期が異なっている作物では、長期間鮮度保持が可能であれば、非常に有効となります。このため、青果物の鮮度保持期間を延長する包材や包装技法が開発されています。青果物は、同じ生鮮食品であっても精肉や鮮魚と異なり、物質代謝を行って生命活動を維持しているため、青果物の鮮度保持技術は、精肉や鮮魚の場合とは大きく異なっています。青果物の活性の程度は、青果物の種類、品種、部位、発達段階や熟度などによって異なり、また、包装される量が異なれば、当然、全体の物質代謝量は異なってくるため、青果物の種類と量に応じて包装形態を採用する必要が生じてきます。

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